「M壱」の魅力とは
中国拠点メーカーFELOが発売した「M壱」は、折りたたみ式が特徴の電動スクーターです。
原付一種と小柄なモデルで、そのコンパクトさにも注目が集まっています。
外装にアルミが使用されているため重量が49.5kgと軽量モデルで、さらにハンドル・シート・ステップが折りたためてボディ内に格納できます。
女性ライダーにとって、かなり扱いやすいモデルだと感じました。
そんなM壱から連想できるのが、ホンダの「モトコンポ」です。
モトコンポも同じく原付一種の電動スクーターで、1981年にホンダが発売しました。
M壱はモトコンポと同様のメリットがありながら、モトコンポよりも軽量化に成功したモデルと言えるでしょう。
M壱の充電時間は5時間で、最高速度は35km/hに達します。
小柄ながらも十分な走行性能があり、快適に移動できそうだと感じました。
走行していない時はポータブルバッテリーとして利用できるので、アウトドアでの活躍間違いなしです。
ハンドルの収納部分は走行時に小物入れとして使えるため、多少荷物が増えても使いやすいでしょう。
シート部分もロック機構が付いていて、走行時のシートずれの心配がありません。
「M壱」に試乗してみた
実際に乗ってみると、窮屈すぎず体にぴったりフィットする印象があり、大きなバイクよりも快適な乗り心地を感じられました。
操作もしやすく、運転に不安がある方でも比較的安心して乗れる印象ですし、安全面もしっかりと考えられていると感じました。
車体左側にオン・オフ・モバイルバッテリーのボタンが付いていて、電源を入れただけでは発車しない工夫がされています。
直線を基調としたコンパクトなデザインはどことなく可愛らしさもあり、そんなM壱の近未来的なデザインは、他の電動スクーターと差別化できる点でしょう。
車体に大きく刻まれたM壱のロゴが、走行時に周囲へ強い印象を残すこと間違いなしです。
カスタマイズもしやすいので、自分好みのデザインへ変更が可能です。
アシンメトリーなヘッドライトには、LEDを使用しています。
右側のスペースには自分でランプを追加できるため、自分なりのオリジナリティを出せるのが強みです。
コンパクトで保管や積み込みがしやすく、遠出の際は車とセットで活躍してくれるのではないでしょうか。
バイク走行しにくい場所でも押し歩きやすいため、アウトドアに積極的に使いたいと思いました。
ポータブルバッテリーとしての利用は、急な災害時でも非常に便利な機能です。
他の大きなバイクと比べてしまうとやはり走行性能は劣りますが、街を走るのに十分な性能を持っているM壱はライダーにとって魅力的な機種と言えそうです。
M壱に乗って、快適なバイク旅を楽しめるでしょう。