能登半島で二つの海をめぐるツーリング!
能登半島、輪島といえば朝市、バイクで朝市に行くというのもおつな旅です。
能登半島の里海シーサイドロードという道路は、日本海に面した非常に荒々しい波が特徴的な外浦と、富山湾に面している非常に穏やかな海、内浦を両方とも体験できる最高のツーリングスポットです。
日本海を左に、日本の原風景、世界農業遺産である千枚田を横目に、塩文化を感じることのできる塩街道をひた走り能登最北端に到着、こうしたツーリングスケジュールも最高です。
古きよき時代の日本を堪能できる能登半島のツーリング、先ずは輪島の朝市を見学します。
輪島の朝市で活気ある雰囲気を堪能
輪島の朝市というと観光客も訪れる国内屈指の朝市です。
もともと神社の祭日、物々交換が出来る場所としてやがて朝市に発展したという市場です。
その歴史は古く平安時代から脈々と続く朝市、1000年以上の歴史というから驚きです。
河井町本町通りをメインに360mという長さに渡り、200軒以上という露店が並ぶ景色はまさしくここでしか見られない風景!と感じます。
新鮮な魚介類、干物、漬物、お惣菜までとにかく種類豊富な朝市に脱帽です。
千枚田は都会の人が見ても懐かしさで一杯になる
都市部に育ち田舎の暮らしを知らずとも、なぜか千枚田を見ると、懐かしい気持ちで胸が一杯になるといいます。
世界農業遺産としてシンボル的存在といわれる千枚田は、傾斜の厳しい地域で知恵を絞って食料を作るため苦肉の策でした。
傾斜がかなり急になっているので機械を持ち込むことが出来ず、未だ人力によって時間をかけて田を管理しているといいます。
本当に小さい田から少し広めの田までまるでアートのような美しさです。
現代では生産者が高齢化したこともあり、この美しい日本の原風景を後世に残そうと、輪島市では白米千枚田オーナー制度を作りこの風景を守るために活動しているそうです。
塩の製造を古くから守っている最高の塩
揚げ浜式製塩、この塩作りの製法は重要無形民俗文化財に指定されているという古くから続く技法によって行われている塩作りです。
炎天下の中、海水をくみ上げては運び、砂地にまいて天日で干すということを繰り返し、砂ごと更に海水で煮詰るという方法で、始まりは慶長元年といわれています。
現在でもこの当時から変わらぬ製法を守り抜いて出来る塩は味がとがっておらず、ミネラル豊富な地球からの贈り物です。
何に利用しても美味しいといいますが、おにぎりにすると最高の味になるといわれています。
ツーリングでこの地にいったらお土産にぜひ、塩を買って帰らなくては意味がありません。
輪島の朝市で新鮮野菜や鮮魚を購入、塩も手に入れて・・・となると、バイクにクーラーボックスが必要になります!