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バイクで本州最東端へ。

トドヶ埼へのルートは北回りと南回りの2つ

本州の最東端に位置する、岩手県のトドヶ埼まで、ツーリングででかけてきました。
かなりの道のりがあるのですが、仙台から東北道を走り、花巻ジャンクションから国道283号を経て、釜石から国道43号に入り、県道41号を通って、姉吉キャンプ場へと向かいます。
ここから先は車両は通れません。
徒歩となります。

今回私は東北道から南回りで走るルートを選びましたが、青森方面から東北道を走り、盛岡南インターチェンジを経由して国道106号に入って県道41号へと至る北回りのルートもあります。
北回りルートの方がカーブが少なく、走りやすいといわれています。
次回出かける機会があれば、北回りルートも試してみたいと思います。

映画でも有名なトドヶ埼灯台へ山道をハイキング

とどが崎の岬にはトドヶ埼灯台が立っており、姉吉キャンプ場からトドヶ埼灯台へと歩きます。
この灯台、日本の最東端の灯台です。
そしてこの灯台は、昭和32年に木下恵介監督によって作られた映画「喜びも悲しみも幾歳月」の舞台としても有名です。

姉吉キャンプ場からトドヶ埼灯台までの距離は約4キロです。
リアス式海岸を眺めながら、山道を1時間程度歩くハイキングとなります。
道の途中に、熊に注意の立て看板があり、ヒヤリとします。
鈴またはラジオなど、音が出るものを持っていきましょう。

とはいえ海を眺めながら山道を歩くのは気持ちよく、岬から望む太平洋の雄大な景色が感動的。
ここが日本の東の果てか……、そんな感慨を抱くスケールの大きな風景が堪能できます。
岬には、映画「喜びも悲しみも幾歳月」の原作となった、灯台守夫婦の田中キヨさんの直筆による、記念碑も建てられています。

また、とどが崎を訪れた記念として、本州最東端訪問証明書も100円で作成してくれます。
証明書は宮古駅前の観光案内所や土産物店、近くのホテルなどで作ってもらえます。
姉吉キャンプ場から宮古駅前へは、バイクで約1時間です。

太平洋の雄大な景色に感動

トドヶ埼から、どこまでもどこまでも広がる太平洋が一望でき、遥か彼方の水平線がきれいなカーブを描いています。
日本最東端ですから、日の出を見に出かけるのもいいのではないかと思いました。
東の海から太陽が昇ってくる夜明けの景色は、きっと素晴らしいことでしょう。

また、姉吉キャンプ場からとどが崎へと至る道はアップダウンが激しいので、足元に注意する必要があります。
歩きやすい靴など装備もしっかりと準備しておきましょう。

トドヶ埼灯台から遊歩道に戻ってちょっと行くと、美しいブルーの長磯と呼ばれる入江があります。
透明度の高い水が蓄えられており、底まで見通せます。
こちらの景色も、ぜひお見逃しなく。