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バイクのタイヤサイズ表記の見方と選び方

タイヤ

バイクのタイヤサイズの見方・・わかります?

バイク初心者の頃、バイクに乗ることが楽しくてメンテナンスなども少しずつ覚えて夢中になっていました。
楽しくバイクに乗っている時に初めてのパンクを経験して、修理をする時にふとタイヤのサイズって何?と自分が乗っているタイヤのサイズがわからないことに気が付いたのです。

うーん・・これではいけない、もしも修理ではなく完全に交換が必要となった時にも困るじゃないかと思い、タイヤの表記について理解しようと勉強したのを覚えています。
タイヤは自分のバイク用途に合ったものを選ぶ必要があるので、サイズの見方や選び方などをよく理解しておく方がいいのです。

タイヤサイズの表記はこうなっている

タイヤの側面を見ると数字とアルファベットがありますが、これがタイヤの種類や特性を表しています。
例えば「170/55 R 17 M/C 71 V」と書かれている場合は、17インチのタイヤでタイヤの横幅が170mmあり、扁平率が55%で加重指数が71・・・といった具合に色々なことがわかるのです。

最初の170がタイヤの横幅で次の数字55が扁平率を表し、Rは構造表記で17はタイヤのインチ数を表記しています。
M/Cはタイヤの用途表示で71という数字は加重指数、最後のVがスピードシンボルと呼ばれる速度記号です。
このうち確認したいのがインチ数や用途で、インチ数が違うとホイルに合わないので利用できませんし、M/Cじゃないとモーターサイクル用ではないのでバイクに利用できません。

タイヤの選び方を理解しよう

タイヤは横幅・扁平率・インチ数という三つのサイズがあり、このうちインチ数はホイルの大きさと連動するものじゃないと設置できないのでインチ数は必ず確認が必要です。
その他の横幅や扁平率に関しては少し変更があっても問題はありません。
ちなみに扁平率というのはタイヤの横幅に対する高さの比率を100倍したもので、扁平率が違うものを利用すると乗り心地が大きく変わります。
そのため、これを変更すると運転に支障が出ることもあり変えない方がいいといわれているのです。

タイヤの種類についても選ぶことが必要なので理解しておく方がいいでしょう。
タイヤにはラジアルタイヤとバイアスタイヤという二種類があります。
タイヤはカーカスというゴム内側の素材の位置や固定方法などによってこの2種類があり、バイアス構造とラジアル構造に分かれているのです。

ラジアル構造のタイヤはレーシング用やスポーツ用などに利用されることが多く、タイヤメーカーではラジアルタイヤの方がバイアスタイヤよりもグレードが高いとされています。
特徴としては滑りにくくスリップを起こしにくい事ですが、タイヤが一旦滑り始めるとグリップを戻しにくくなり大きく滑る可能性があるということもありますし価格も高めです。

バイアスタイヤは純正のバイクのほとんどに装着されていて、低速で乗り心地のよさを発揮するタイプなのでツーリング向けといわれます。
スリップしやすいのですがラジアルタイヤのように滑り始めると大きく滑るということがなく、少しずつすべりグリップも戻しやすいので乱暴な運転さえしなければ転倒はしにくいです。
寿命が長く価格も安いという特徴を持っています。

このようにタイヤの表記に関してよく理解しておくことと、タイヤの種類と特徴を知っておくことで用途に合わせたタイヤ選びができるようになるのです。
分からないことは店員さんに相談して、自分のバイクの乗り方などによってタイヤを選ぶと乗り心地のよさもアップするでしょう。