女性ならではのよくある失敗
女性のライダーの体格では男性ライダーのそれと違い、バイクに乗る上では不便なことが色々とあります。
私も250cc以上のバイクに10年くらい乗っていますが、失敗の経験もたくさんあります。
その1つが立ちゴケです。
立ちゴケというのは、言葉の通り停まって立っている状態のまま、バイクが倒れて転んでしまうことです。
走っている時に転倒すれば走りゴケということになり、この場合はバイクが破損したり怪我したりと、被害は大きなものになりがちです。
幸いなことに、私の走りゴケはその昔、原付きで走っていた時にマンホールが濡れていたせいで滑り、膝を擦りむいたことだけです。
日常的にありがちで困った失敗
それと、バイクが倒れると大きなバイクになるほど起こすのに苦労します。
もちろん教習所できちんとバイクを起こす練習をしますが、実は結構合格のための条件が甘くて、1度バイクを起こせたらOKというケースが多いんです。
もしかしたら、今では事情が違うかもしれませんが、私の頃はそんな感じでした。
そして、1度は起こせても実際に公道でバイクが倒れてしまった時には、早く起こさなければと焦ってしまって、なかなか起こせないんですよね。
それにバイクというのはストレートに起こそうとすると、かなり重いものなので250ccクラスでも女性のライダー1人で起こすというのは、かなり難易度の高いことになってしまいます。
そうこうしているうちに、大体は周囲の人がバイクを起こして助けてくれます。
ちなみに、女性の方が助けてくれる人が多いように思います。
ただ、人があまりいないような場所で倒してしまうと、なかなか助けに来てくれる人もいないですから自分1人で起こせるくらいのバイクに乗る、というのを心がけた方が良いでしょう。
失敗とは少し違う、女性ライダーが困ること
またバイクの取り回しで時間がかかってしまうことが多いのも、女性ライダーにとってはよくある困ったことの1つです。
男性ライダーよりハンデがありますから、仕方ないことではありますが、これもバイクが大きくなるほど大変になります。
足つきに関しても、女性の身長では両足が完全につくようなバイクというのは少ないため、ローダウンしたとしても何とかつま先がつけば良い方です。
不安定な足元では、走行中には問題なかったとしても、停車すると大変になるということが多く、左折・右折するタイミング、信号待ちのために停車した時にちょっと怖いと感じることもあります。
こうして見てみると、女性がバイクに乗るというのは男性がバイクに乗る時に比べると、やっぱり大変なことが多いですよね。